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天女舞う国―商社駐在員の見たベトナム

■「朝日新聞」1月24日)家庭欄「読む」のコーナー
天女舞う国

商社駐在員が見たベトナム
片岡利昭著

 著者は1995年から鉄鋼商社のベトナム駐在員事務所長として4年半、暮らした。その体験を通して、ベトナム社会の現実を低い目線で紹介している。
「天女」とは、ベトナムの民族衣装アオザイを着た女性への著者の印象だ。とはいえ、ベトナムの女性は強く働き者で、食事の席で「世界中で一番恐ろしいのはワイフだ」という話題を持ち出すと、我も我もと参加してくるという。仕事や私生活で経験したトラブルや楽しみなどのエピソードも盛り込まれている。赴任したり旅行したりする人の参考になりそうだ。あとがきに「ベトナムは特別だ。ベトナムに幸いあれと心から思う」と書く著者の愛情が伝わってくる。
(アーバンプロ出版センター、本体1800円)


■「産業新聞」(1月18日)

商社駐在員が見たベトナム

片岡利昭氏が出版

 日鉄商事OBで、ケイ・インターナショナル代表の片岡利昭氏が本を出版した。本のタイトルは「天女舞う国・商社駐在員が見たベトナム」。95年から4年強にわたって日鉄商事の駐在員事務所長としてベトナムに赴任した時の経験をもとにして、日本人を魅了してつきない魔性の国ベトナムがつづられている。ベトナムで一人の商社マンが、体制の違う社会のなかで商売の形を作り、仕事を通じての見聞、体験を語っている。
 ベトナムは中国の支配下の後、フランスの植民地となり、第二次世界大戦中は日本が占領、フランスとの独立戦争、南北分離、ベトナム戦争、クメール・ルージュとの戦い、中越国境紛争と、20世紀の大半は戦渦に巻き込まれた。86年から経済開放政策「ドイモイ」を打ち出し、やっと90年代から西側諸国に認められ、経済的にも真の独立を果たした。
 激しい戦争経験を持つにもかかわらず、ベトナムの人々は心が温かく、笑顔を絶やさない。町を歩けば、アオザイを着た女性を見かけることも多く、その姿はまるで天女が舞うようにも感じられる。御伽噺(おとぎばなし)の浦島太郎はベトナムが舞台で、浦島太郎はベトナムで天女に歓迎されたという説もある。
 日本とベトナムは天武天皇の時代から国交がある。現在でも戦争の繰り返しで心が荒むことなく、笑顔で日本人を迎えてくれる姿には、日本人が枯渇したバイタリティーを感じ、一つのドラマがある。生活様式、生活態度は日本人に近く、日本人にとって懐かしくもあり、親近感があるベトナムという国を知るうえで、貴重な本といえる。

■鉄鋼新聞(1月24日付)
「天女舞う国・ベトナム」出版

片岡前日鉄商事ベトナム事務所長

 日鉄商事の前ベトナム駐在員事務所長の片岡利昭氏がこのほど、ベトナムでの体験をまとめた「天女舞う国・商社駐在員が見たベトナム」を発刊した。駐在員事務所立ち上げの苦労話や、ベトナムでの生活、ベトナム人とのふれあいなどを軽快な文章で綴っている。
 片岡氏は、日鉄商事が同国へ本格進出した95年にベトナムに赴任。昨年まで4年半にわたり、事務所長を務めた。昨年退社し、現在は日越貿易会顧問を務めている。同氏は鋼材貿易一筋の営業マンで、米国、マレーシアで海外駐在も経験。集大成として最後の赴任地ベトナムでの体験を一冊の本にまとめた。
 日系鉄鋼メーカーの同国進出のエピソードや、ベトナム戦争の激戦地を訪ねたときのエッセイなども盛り込み、「最も好きな国」(片岡氏)というベトナムを、さまざまな角度から紹介。
 巻頭のカラー写真の一部は、高島成光・共栄鉄鋼会長が撮影した。

■日経新聞(4月17日付)
天女舞う国

著者は6年前に商社員としてベトナムに着任、人々の笑顔と美的センスに魅了された。その後、4年半におよんだベトナム滞在の思い出を、エッセー風にまとめた。女性のほうがよく働く、外国人同士の会合は事前の届け出が必要など、ビジネスマンの視点からとらえたベトナムの実像が見えてくる。
天女舞う国



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