■はしがきより抜粋
わずか半世紀前、敗戦によって私たち日本人1000万人が飢餓にさらされた数年があった事実を
あなたはご存知でしょうか。
その数年間、東京から(地縁・血縁のない、米もとれない)東北の一地方都市に疎開した私は、韓国籍の夫(画家)と二児を抱えてその飢餓の日々をいかにすごしたか。「日記」はその実情と心理を克明に語っています。
■目 次
夫との出会い/ヤミ市/外国人登録と夫/進駐軍/S夫人と方言/猟師のK助さん
「民主主義」と「価値観の転換」/太吉とS夫人/山菜列車/欠配はじまる/食べたマッチ
馬鈴薯の皮/雑穀の買出しと没収/三本松/再び宮古へ(以下略)
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