■書籍の内容 |
これが最後かもしれない。
戦後70年、生き証人50人が語った「戦争の記憶」。
少女たちは何を見たか。
終戦後、市川房枝とともに平和を願い、行動してきた女性たちによる渾身の記録集。
■目 次 |
はじめに 小池牧子
国家総動員―勤労奉仕・学徒動員・挺身隊
・戦争は子どもから学びと遊びを奪った 小山 家司子
・兄の遺言 下村 シズ子
・勤労動員の日々 鳥海 哲子
・戦時中、山村では 藤本 好子
・軍需工場に動員されて 松山 玉江
戦中・戦後の生活・教育
・戦火の中、「銃後の守り」で子どもたちを育てました 金原 愛子
・一途に勝利を信じた 塩原 トシ子
・戦争を知らない人たちへ 靜間 敏子
・私は少国民 滝沢恭子
・兄が母子心中と間違えた「白米のご飯」 田屋 昌子
・戦時下の女学生の記憶 三宅 泰子
・生徒たちと空襲に怯えた日々 山田 君代
疎開――集団学童疎開・縁故疎開
・集団疎開・縁故疎開を経験して 小網 圭子
・封印された記憶 原 利子
思想統制と疑心暗鬼の社会――特高・治安維持法
・子どもの眼でみた戦争――私は「スパイに通報した子」? 池谷 まゆみ
・二度と経験したくない!―伯父の悲劇と治安維持法・その類のこと― 石渡 栄子
東京大空襲
・国民に知らされずに戦争は始まった 淡島 富久
・焼け跡からの脱出 玉木 智恵
・空襲、空襲の毎日でした 二木 元子
・城北大空襲の記憶 向井 承子
沖縄地上戦――ひめゆり隊
・収容所からの帰郷――孤児たちとのふれ合いが、戦後の生き方を決めた― 津波古 ヒサ
地方都市の空襲――岡山・水戸・仙台・郡山・岐阜・宮崎・熊本・鹿児島
・空襲 足の裏の熱い感触 片岡 貴美子
・水戸大空襲と、平和記念館設立 酒泉 松枝
・兄たちの死と、仙台大空襲 鈴木 ふみ
・心細かった空襲の夜 永井 泰子
・ガダルカナルの丘で 本多 美恵子
・学徒出陣式と宮崎空襲 松澤 郁子
・成長してから知る教育の恐ろしさ 山田 リウ子
・鹿児島での私の戦争体験 山内 絢子
原爆の投下――ヒロシマ・ナガサキ
・「水、みず」と手を差し伸べられ 伊藤 美代子
・長崎に原爆が投下された 幸尾 妃梠子
・被ばくという十字架を負った私の姉たち 鈴木 恭子
・破れた屋根から見えた青空――原爆体験から思うこと―― 田中 稔子
出征・強制連行
・七十六年目の父との出会い 小宮山 ミヨ子
・五十年目の死亡通知書 平田 ムメ
・父は帰って来なかった 本間 陽子
外地からの引き揚げ――満州・朝鮮・樺太
・闇船で日本海を渡る 飯田 泰子
・氷点下数十度と、飢え 花房 美子
・満州から朝鮮へと逃れ、博多港へ 古澤 佳美
・遠い焚火 松田 宣子
・私はデ・ラシーウァ=@ 松本 美保子
・あの夏、山河を越えて――終戦・引き揚げ・市川房枝との出会い―― 山口 美代子
平和な世界へ
・国民学校最後の世代から 秋山 淳子
・軍隊があるということ 瀧澤 和子
・敗戦の時、私は八歳だった 西山 正子
・加害の事実も語り継ぎたい 松島 赫子
資料
・年表――私たちが生きた時代の戦争
・筆者紹介
・あとがき 荒木 のり
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