■書籍の内容 |
■はしがきより抜粋
不況、リストラ、倒産……。
いまはだれもが「先行き不透明感」をいだいている。
だが、人生の最初から「先行き不透明」だったのが大卒女子だ。
いつの時代も「就職難」で、終着駅(=定年)まで
安心して乗っていられる「指定席」に座ることなど
夢のまた夢だった彼女たち。
しかし時代は変わった。
自由車両にしか乗れなかったことは、逆によかったかもしれないのだ。自分にピッタリの場所がみつかるまで空席を渡り歩くことができるのが「自由席」のよいところ。電車の乗り換えも自由だし、途中下車して、のんびり自然を楽しむことだってできる。
「より稼ぐ人間がエライ」から「より自由に自分のやりたいことをやる人間がエライ」へと社会の価値観が変化しつつある時代には、もともと「社会的地位や稼ぐこと」には期待を持ちにくかった女たちのほうがいきいきとしているようだ。これまでは、それゆえに「女は甘い」「就業意識が低い」と批判されることも多かったのだけれど……(以下略)
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■目 次
●はじめに ……宮下知子
●巻頭対談
俵 萠子(評論家・作家)
南田みどり(大阪外国語大学副学長)
(先輩・後輩トーク)
女性の自立を巡る、10の断想
●働く
娘に贈る言葉 ……石野 伸子
学生時代には思いもよらなかったメディカルライティングに従事
夢は「生涯現役」! ……吉田多恵子
労働基準監督官になって ……江原 昌子
記者らしくない記者? 中村正子@ ……中村 正子
改革への道 ……橋本 明子
フィールドワークがライフワーク ……今岡 良子
こういう仕事がしたかった
研修監理員の仕事とは ……藤本 巴
●生きる
MY PERSONAL HISTORY〜身の上話 ……片山 ふえ
子連れでロシアに留学して ……高木美菜子
私のマイルストーン ……星野 道子
ナガ丘陵からの招き ……土橋 泰子
歌と演劇とロシア ……山之内重美
ながら・ながら・あるがまま ……南田みどり
●想う
映画「ガイアシンフォニー」と絵本と私 ……坂井 土喜
セクハラ裁判顛末記 ……牧 穂波
わが「八合目登山」人生 ……宮下 知子
言葉というツール ……加藤しをり
入社五年目、OLの本音 ……薄井 理恵
夫を天へ送って ……図師 千鶴
その十年 ……楠田 和子
●遊ぶ
ベートーヴェン
ハイリゲンシュタットの遺書 ……小笠原成子
わたしの『マラソン紀行』より ……堂本三代子
●『木の花会』について ……堂本三代子
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